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​学園長の気持ち

自由と放任と責任と

よく、自由あそびと放任を同じと勘違いしてしまうことがあります。 自由は責任をともなってこそ自由であり放任は無責任です。子どもにとってのびのびは良いことですが、全くルールのないのびのびは、わがまま、気ままを育てるだけです。しかしながら、幼児に責任と言われてもピンときません。 特に0~2、3才までは言ってもわからない事も多いし、むやみに叱ったりすると、その反抗の芽も育てかねません。厳しく育てるのも同じ事がいえるでしょう。

幼稚園では、園庭で遊びのも保育室で遊ぶのもルールがあります。たとえば、給食でも残さずきれいに食べる、決められた時間内に食べる、 という以前の問題として、食べ終わるまで歩きまわらない、口に食べ物が入っている時お話をしないなど、みんなで楽しく食べるためのルールやマナーがあります。すべて集団生活で 楽しくすごすためのルールなのですが、これらは「人に迷惑をかけない」というのが 大前提となるのです。この時期幼稚園では園児たちに基本的生活習慣(食事や排泄など)と共に、あそびの中でルールやマナーを学んでいます。

みなさんはご家庭でのしつけはどうでしょうか。のびのび育てる事に大切なことは、先生やお母さん自身がのびのびとおおらかに、自分に厳しくということではないでしょうか。心の姿勢を大切に人を許せてこそ大らかに、自分の決めた事や言ったことを守れてこそ、本当の厳しさが子どもに伝わるのではないでしょうか。

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